ペットロスカウンセラーからの手紙/あやちゃんへ.14

あやちゃんへ

おはよう。
昨日はゆっくりと眠れたかな?
今日ものんびりいこう。

昨日あやちゃんは「ちょちが旅立ってから自分でも驚くような感情が湧き上がって、罪悪感を感じる」と言っていたね。

本当にね、色々な感情が湧き上がるよね。自分でも「これは、人としてどうなんだろう?」と思うような、一見ひどい考えが湧き上がることもあるね。

でもさ···
それって
とても自然なことだと思うよ。

私だって、愛犬ショコラが旅立った時、道ゆく人が幸せそうにワンコと散歩をしているのを見れば「目障りだ!」と思ったし、愛犬に見向きもせずイヤフォンをつけながら散歩をしている人を見れば「後悔するぞ!」と心の中で吐き捨てていた。

ショコラが亡くなったことを知らない近所の人の「あら、今日はひとりなの?」との言葉に無性に傷つき、腹が立ち「死んでしまえ」と思った。

本気で思った。

きっと、常識という枠で考えたら、私が心の中で吐き捨てた言葉は幼稚で、自分勝手なものなのかもしれない。

でもね、私はいいと思う。
「いい」と言うより
「仕方ない」と思うの。

そう感じるんだもの。
そうしか感じられないんだもの。

愛する子を想ったら、どうにもならない程に悲しくて、どうにもならない程に悔しくて、逢いたくて、恋しくて、たまらなくて、平時では想像もつかない程に世の中の人に対して敏感に心が反応する。

それってさ
仕方ないよ。
反応しているんだもの。

熱湯を触ったら
”熱い!”と感じるように

冷水を触ったら
”冷たい!”と感じるように
心が反応しているんだもの。

仕方ないよ。
今はそういう時期なんだもの。
それだけ心が敏感に反応するの時期なんだもの。

湧き上がる感情は自然反応だから、無理に「こんなこと思っちゃいけない」なんてコントロールしなくていいよ。気持ちを制御するのって、疲れるから、しないでいいよ。

少し想像してみて。
湧き上がる感情に対して「それって、人としてどうなの!」と罪悪感を感じるのと、「仕方ないよ。そんな風に感じてしまうほど心が傷ついているのだから」と受け止めるのでは、心に向ける優しさ加減が違くない?

あやちゃんの心は大きな衝撃に傷ついているんだよ。傷ついている心に塩を塗ったら、余計に心は痛くなるからね、優しく包容力を持って包んであげようね。

今は何よりも自分に優しくしてあげよう。
それでいいんだよ。
それでいい。

さぁ、今日も18時に話そうね。
それでは、また夕方に🍀
ペットロスカウンセラー川崎恵

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