ブログ毎日更新:ペットロスカウンセラー川崎恵のDiary
ペットロスカウンセリングの中で皆様より多くいただくご相談・ご質問をまとめました。ご参考にして頂ければ幸いです。
ペットロスは病気ですか?
ペットロスは病気ではありません。ペットロスとは最愛の存在を失った時に起こる心と体の正常な反応です。
一時的に、亡き子の名前を叫びながら部屋をグルグルと歩き回ったり、突然涙が溢れ途方に暮れたり、集中力がなくなり仕事が出来なくなったり、”死にたい”との想いに駆られたりしますが、それらも最愛の子を失った時に一時的に出る、心と体の正常な反応です。
ペットロスは薬を頼っても良いですか?
ペットロスによる心身の反応の中には、一時的に眠ることも食べることも出来なくなる場合があります。睡眠や栄養が摂れなければ、心を回復させるエネルギーも枯渇してしまいます。
生活にも大きな支障がでてしまいますので、体を整える為に一時的に病院で処方されたお薬に助けてもらうのもひとつです。ただ、薬でペットロスは回復しません。また長期的に服用することは決しておすすめしません。
ペットロスから回復できますか?
ペットロスは回復できます。悲しみを抑え込むことなく、ご自身の心と向き合われた分だけ回復します。
回復させる為に大切なことは何ですか?
ペットロスを回復させるために大切なことは「ペットロスを乗り越えよう!克服しよう!」と焦らないことです。
今、感じている悲しみ、後悔、罪悪感はペット達を愛している故に抱く想いです。その想いを力づくで何とかしようとして出来るものではありません。
どんな想いが湧き上がったとしても、その想いに寄り添っていくことがとても大切です。
回復までにどのくらい時間が必要ですか?
ペットロスが回復するまでにかかる時間は、人それぞれです。それは、ご自身が育った環境、これまでのペット飼育歴、ペットとの関係性、生活環境、お別れの仕方、死生観など様々なことが影響するからです。
どうか回復までの過程や時間を人と比較しないでください。比較することで、焦りが出てしまったり、余計に苦しくなることが多いです。ご自身のペースを大切に向き合われて下さい。
周囲が苦しみを理解してくれません。
ペットロスの苦しみは、周囲に理解されないことが多いです。それは、とても辛いことですが、理解してくれない方に、理解を求めても疲れてしまいます。余計に傷つく結果になってしまうこともあるでしょう。
最愛の子を失い傷ついている心に更なるダメージを与える必要はありません。ペットロスとは、我が子を失うことです。その重みを理解してくれる方が周囲にいない場合は、ペットロスの専門家に相談するものひとつです。
ペットロスカウンセラーとは、グリーフの専門的知識をもち、どんな時も心に寄り添い、何度でも同じ話を聴いた上で、ご相談者様の状況に応じたアドバイスをしますので、遠慮せずに頼ってくださいね。
悲しみに波があり過ぎて辛いです
ペットロスは様々な気持ちの変化を辿り回復へと向かいます。気持ちが前向きになる日、グッと落ち込んでしまう日、それらを繰り返して、徐々に徐々にと回復へと向かうのです。
気持ちに波があっても「やっぱり私にはペットロスを乗り越えられない」と落ち込む必要はないですよ。ご自身に時間を与えてあげてくださいね。ゆっくりといきましょう。