ペットロス体験談「突然の愛犬の旅立ち・最期は腕の中で見送ってあげたかった」

ペットロスカウンセラーの川崎恵です。
(詳しいプロフィールはこちらです)

ペットロス体験談にチワワのりく君ママからお声を頂きました。ご紹介させて頂きます。

『先月8月1日に私の支えだった愛犬チワワのりくを留守中に独りぼっちで逝かせてしまいました。

全く予期せぬ事で、帰宅時に寝てると思って声かけませんでした。なかなか気がつかないので「りくちゃん」って声かけて抱きあげようとしたら、もう完全に冷たくなっていました。

何が起きてるのか動揺するるだけで、嫌だ嫌だと抱き上げ、揺さぶり泣き叫ぶだけで、死ぬはずがないと信じられませんでした。冷たくなったりくを抱きしめて病院まで車を走らせました。

7月18日15歳のお誕生日を元気に迎えました。練習日でしたが暑くて置いて行ったので、家でシャンプーして、私の手作りの大好きなお芋のケーキも喜んで一気に完食しました。

亡くなった前日も孫の世話を頼まれ、送り届けた時すぐ帰るからと車に残したもので連れて行ってと吠えてました。

亡くなった日、週に一度の練習日でした。いつもなら、りくの相手しながらのんびりと準備するのですが、その日は初めて孫の保育園の送りを頼まれ、慌ててりくを抱き上げ車に乗せて行きました。

保育園の送りから戻り、そのまま散歩に。いつもの場所に降ろしても一歩も歩かず、場所を変えてもやっぱり動かず、でも私は「時間ない」とりくを抱き上げ部屋に帰り、ポンと降ろしたのです。誰でも心配で様子を見るはずなのに。。

それなのに私は出かける準備で、そのことを忘れてしまいました。着替えてる途中、「あれもう寝てる」と見た気がします。もう倒れていたのかもしれません。

それなのに私は。。。
「いつもなら行ってくるね。すぐ帰って来るね」と顔を見て出かけるのに、この日に限って、全く歩けなかったこの日に限って、声かけも忘れて、顔も見ないで出かけてしまったのです。

今まではいつも連れて行きました。練習も試合も、もちろん旅行も。りくを連れて行けない試合は断っていました。どこに連れて廻っても困った事は一度もなく、誰からも可愛がられ、いつも私の都合に順応してくれる子でした。

ただ今年の暑さが厳しく、7月からは留守番させることにしました。長時間の留守番は水曜日だけで、りくは寝てることが多かったので、この日もつい安心してしまいました。

でも、この日はりくが「歩けないよ、きついよ」って訴えてたのに、気づいてやれずに顔も見ないで、独りぼっちにしてしまったのです。

顔を見てれば、りくの辛さに気づいて出かける事はなかったのに、悔やんでも悔やんでも「ごめんね」って泣き叫んでも、もう帰って来てくれない。

前夜と当日の思いやりに欠けた自分の行為が悔やまれます。いつも私のそばにいたがったりくが、1番苦しい時に私に黙って置いて行かれて、どれだけ不安だったか、どれだけ寂しかったか、私を捜して待って待って待ちきれずに力尽きて息が止まったのではないかと思うと本当に辛くて、申し訳なくて、息をするのも苦しくなります。

最後のりくの様子も全く分からず心配でたまりません。。「最後まで私に心配かけまい、迷惑かけまいと必死でがんばったのかな。りくらしさを貫いたのかな」と思ったりもします。

でも私に都合よく言い訳してる気にもなり、ひとりぼっちで死なせてしまったことが私の心の傷、罪の深さになって心から離れません。

追伸
長くなってすみません。13年前主人と母を火災で亡くし、家は全焼、遺品の一つもなく私も長期入院を強いられ、2人を見送ることさえできませんでした。りくはたまたま娘の所に居て助かりました。

絶望、恐怖、痛みと不自由な身体。生きる気力ももなくし寝込んでいる私をりくは必死で慰め、いつもそばに寄り添って、めちゃくちゃ甘えて優しい目でいつも見つめてくれました。

この子が居たから生きて来られた。

大きな存在だった主人の代わりも、この子の小さな身体が大きな愛情と存在感ですっかり埋めてくれるようになりました。本当にりくのおかげで幸せな楽しい毎日でした。

私は離れてる時に何かあったら怖いから、りくも急に皆がいなくなった経験してるから不安だろうと、それでいつもどこでも一緒にいました。飛行機に乗せず博多ー東京、新幹線で何回往復したことか。

主人の突然の死を経験してるから大切なこの子もいつかは別れが来ると覚悟はしてたつもりです。

だから「この子だけはしっかり腕の中に抱きしめて見送ってあげたい」それだけが私の願いでした。主人も母もできなかったから。

「ありがとう!ありがとう!りくのおかげで本当に楽しくて幸せだった」と心から抱きしめて見送りたかった。

でも、自分の配慮に欠けた過ちでこんなむごい別れを迎えてしまいました。病気もせずに元気にがんばっていたりくの大切な命をこれからまだ続いたかもしれない二人の幸せな時間を自分の手で奪ってしまいました。

りくのいないこれからの毎日が寂しくて怖くてたまりません。

一人ぼっちで最期を迎えさせたこと、一緒にいてやれなかったこと、毎日毎日苦しくて理性をなくします。

これからどこに行ってもりくちゃんはって必ず聞かれます。9月からの予定もたくさん決まってました。一人で行くのが辛くて出かけるのが怖いです。

でも、いつもりくが応援してくれた分、あの子も1番喜ぶだろうから、りくも必ずいると信じて、いつもりくと一緒にいた場所へ泣きながらでも行こうと思います。』

りく君ママ、辛い中、お声を聞かせて下さり有難うございます。

突然の別れを経験されているからこそ「この子は私の腕の中で感謝の想いを伝えながら旅立たせたい」と願うものですね。

でも、別れは本当に突然で、その唯一の願いが叶わないことが多いです。

だからこそ、自らに対する怒りとか、後悔とか、我が子への罪悪感でいっぱいになるのですよね。

だけど、思うのです。
何処へ行くのも一緒だったりく君には、きっと日頃から「あなたが大好き。ママのところに来てくれて有難う。支えてくれて有難う。生まれて来てくれて有難う」と伝えていたのではないですか?

旅立ちの際に想いを伝えることは出来なかったかもしれないけれど、その一瞬よりも、ともに過ごして来た日々の中で何十回、何百回、何千回、何万回と伝えてもらっていたことに意味があるのではないでしょうか。

りく君が旅立って1ヶ月。この1ヶ月が早いのか、遅いのか、時間の感覚すら分からなくなりますが、それでも、ママは「りくは必ずいる」と信じられている、素敵なことですね。ママがそのように思う傍で、りく君はママに寄り添っているのでしょうね。

まだまだ心が波立つ日が多いと思います。
涙することを我慢せず、沢山泣いてくださいね。

悲しみは抑えないことが大切です。
誰にも言えない想いがある時は、いつでもペットロス相談をご利用くださいね。

ゆっくりとお話ししましょう。
お身体くれぐれもご自愛くださいませ。

ペットロスカウンセラー川崎恵

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