ペットロスカウンセラーの川崎恵です。
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ペットロス体験談に愛猫くろちゃんのお姉ちゃんからお声をいただきました。シェアさせて頂きますね。
『今日は、くろちゃんの百か日です。台風の影響もあり、外は暑くてくろちゃんのための木陰もポツンとしています。
決して触らせてくれる子じゃありませんでしたが、 ご飯をあげる時に「チリンチリン。くろちゃん。くろちゃん。おいで」と呼ぶと、 ブレーメンの音楽隊のように私の後ろをついてきてくれることがうれしかった。
家の中からくろちゃんの姿が見えた時に窓から、「くろちゃん」 と呼びかけると キョロキョロと私の姿を探してくれるようになってくれたことがうれしかった。
少しずつ、くろちゃんの感情を出してもらえるようになってユーモアがある子なんだなぁ。 ご飯の温度にも好みがあって···いろいろなことが少しずつわかってきたことがうれしかった。
少し鼻水が出ていたあの時も、薬を混ぜたご飯をなかなか食べてくれなくて 「いい加減にしなさい。ちゃんと、ご飯食べて元気にならないと。お願いだから、お薬飲んで元気になって」と、 どうして、声を荒げてしまったのだろう?
どうして、もっと優しい言葉をかけてあげられなかったのだろう?
くろちゃんには、くろちゃんなりの理由があったのかもしれないのに、私は自分の都合ばかり押し付けていたのかも しれません。
その後、トボトボと元のお家(空き家)に帰るくろちゃんの後ろ姿に 「車に気をつけるのよ。また、明日会おうね」 と、声をかけたのが最後でした。 後悔がいっぱいです。』
お姉ちゃん、お声を聞かせてくださり、ありがとうございます。くろちゃん、百箇日を終え、初めての新盆を迎えましたね。
先の飼い主さんが家を離れてから、ずっと空き家にひとりで住んでいたくろちゃん。雨の日も、風の日も、暑い日も寒い日もずっとひとりぼっちだったくろちゃんに、今はこうして大切に思っていてくれる人がいる。
しかも、お骨まで我が子として家に迎えてくれた。
お姉ちゃん、もし···
これがくろちゃんではなく、ご自身だったら、どうでしょう?嬉しくないですか?
ひとりぼっちの自分に優しく「くろちゃん」と名前で読んでくれて、ご飯の好みの温度まで理解してくれる。ご自身だったら「ありがとう!」って思いませんか?
お姉ちゃんは、具合が悪いくろちゃんを心配して「なんでご飯を食べないの!」と声を荒げてしまったことを後悔されているけれど、その想いも十分に分かるけれど、くろちゃんも、声を荒げたお姉ちゃんの想いをちゃんと分かっていると思いますよ。
私たちだって、そうじゃないですか?
例え、怒られても、怒ってくれる人の想いを理解できるし、自分を心配してくれる人がいるって嬉しいことだと思うのです。
「動物に、そんな高度な心の動きを読み取る能力はない!」と言う方もいるかもしれないけれど、私は、そんなことはないと思うのです。あの子達は私達人間より、よっぽど人の心を感じることが出来る存在です。
お姉ちゃんが、大切に迎え入れてくれたから、ずっとひとりだったくろちゃんは、息を引き取る場所を長年住んだ空き家ではなく、お姉ちゃんの家のお庭を選んだのだと思います。
これは、くろちゃんの意思であったと私は思うのです。
そして、このお盆、くろちゃんは家族として迎えられ、供養されています。これって、とても幸せなことではないでしょうか。
お姉ちゃんは「そうは言っても!!」と思われるかもしれません。でも、旅立ったくろちゃんの想いとしては、嬉しいのではないかな···と私は思うのです。
またゆっくりとお話しましょう。
ペットロスカウンセラー川崎恵
《8月の分かち合い会のご案内 残席2名様》
日時
8月29日(水)11:30~13:30
会場
東京駅 徒歩1分
新丸ビル 4階
『アフタヌーンティー・ティールーム』
会費
5,000円
申込方法
下記のアドレスにお名前・ご連絡先・参加人数をお知らせください。こちらから詳細をご連絡させて頂きます。
https://www.cher-ange.com/contact