こんにちは。
ペットロスカウンセラーの川崎恵です。
(プロフィールとメディア実績)
地震や災害は、季節を選ばず突然起こります。
けれど 冬の災害は
はっきりと言えることがあります。
それは――
「寒さが、命を左右する」 という現実です。
特に、
シニア・ハイシニアの子、
闘病中の子と暮らしているご家庭では、
気温が少し下がるだけでも
体調を大きく崩してしまうことがあります。
災害を経験した飼い主さんの「後悔の声」
私のもとには
これまで多くのペット相談が寄せられてきました。
その中で、災害を経験された飼い主さんたちが
口をそろえて話されるのが
寒さへの後悔です。
「暖をとるものを持ち出せなかった」
「寒さとストレスで、愛犬の体調が一気に悪くなってしまった」
「みるみる衰弱していく我が子を前に何もしてあげられなかった」
「準備していなかったことを、ただただ悔やんだ」
これらは、決して特別なケースではありません。
同行避難でも「同室避難できない」現実
現在、災害時は ペットと一緒に避難する「同行避難」 が原則とされています。
けれど現実には···
・ペットとは同じ部屋に入れない
・屋外や別スペースで過ごさざるを得ない
・車がなく、車中避難もできない
こうした状況に置かれる飼い主さんも少なくありません。
実際に、
屋外で過ごす中で
シニアの子が震え続けたり
闘病中の子の呼吸が苦しくなってしまった
とのご相談もありました。
だからこそ、
「寒さ対策」は命を守る準備そのものなのです。
特別な防災グッズがなくても大丈夫です
今日お伝えしたいのは、
高価な防災グッズを揃えなくても
今すぐできる対策があるということ。
災害時に本当に役立ったのは、
「いつも家にあるもの」でした。
● 毛布・バスタオル
体を包むだけでなく、
キャリーの上にかけることで保温効果が高まります。
● 新聞紙・チラシ
くしゃっと丸めて毛布の下に敷くと、
空気の層ができ、驚くほど暖かくなります。
● アルミホイル
毛布やタオルの内側に一枚入れるだけで、
体温を反射し、暖かさを逃がしにくくしてくれます。
軽くて薄いのも持ち出し便利です。
● ペットボトル湯たんぽ
お湯を入れ、タオルで包めば簡易湯たんぽに。
停電時でも使える、心強い味方です。
● 段ボール
キャリーの下に敷くだけで、
「下から奪われる冷え」を防ぐことができます。
ひとつのバッグにまとめておくことが大切
これらを ひとつのバッグにまとめておく だけで、
災害時の行動は大きく変わります。
「どこにあるかわからない」
「持ち出せなかった」
そんな後悔を、減らすことができます。
ご参考になれば嬉しいです。
みなさんとみなさんの最愛の子が、
今日も穏やかに過ごせますように🌱
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ペットロスカウンセラー川崎恵
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