高齢者とペットロス/精神的混乱を救った”もの”

ペットロスカウンセラーの川崎恵です。

「高齢者とペットロス」について
取材を受けることになり
今までお話を伺ってきた方達に
久しぶりにご連絡をしている毎日です。

今日は絹さん(当時86歳)のお話を
ご家族のご了解を得てしたいと思います。

絹さんとの出会いは
娘さんからメールで始まりました。

「母の犬が亡くなりました。
母は痴呆で心身も不安定です。
その上、ペットロスが重なっては
大変なことになる···と思い
ある晩、母が眠っている間に
愛犬の全ての品物を片付けました。

母の記憶が曖昧だからこそ
犬のことも”無かったこと”にした方が
母のためと思ったのです。

しかし、それがいけなかったようで
その日を境に
母の状態が一層悪くなってしまいました」
とメールに綴られていました。

初めて絹さんにお会いした時
絹さん、ワンちゃんのことを
しっかりと覚ていました。

大切な子は確かにいて
一緒に生きてきたはずなのに
ある日、目が覚めたら
跡形もなくなくなっていて
混乱してしまったのでしょう。

娘さんに
本当に何も残っていないか
何かひとつでも残っていたら
絹さんに渡してあげてください···と
お伝えしました。

娘さんは
必死に探されたそうです。

そして、凹んだボールを見つけ
それを絹さんに渡したそうです。

ボールを手にした絹さんは
言葉にもならず
”あーーーー!!”と言って
まるで大切な子に再会したかのように
凹んだボールを抱きしめたそうです。

それから
絹さんは
そのボールを片時も離さずに
最期の日まで
ベットで一緒に寝ていたそうです。

ボールを見つめる絹さんの表情は
とても穏やかであったと
娘さんは言われていました。

絹さんの大切な子は
絹さんの最後の瞬間まで共にあり
共に生ききったのでしょうね。

ペットロスカウンセラー川崎恵

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