回復までの道のり

ペットロスから回復するまでの道のり

ペットたちを喪失した後、様々な心の変化を辿り回復へと向かいます。

回復までにかかる時間は、皆さん異なります。数か月で元に生活に戻る方、1年、2年との歳月が必要な方。以前は半年程度で回復に向かうと言われていました。しかし、ペット達の存在が、1匹のペットから家族になり、最愛の我が子となった今、半年以上の歳月を要する方が多くなりました。

ペットロスが回復するまでの時間を人と比較する必要はありません。回復までの時間はご自身が育った環境、これまでのペット飼育歴、ペットとの関係性、生活環境、お別れの仕方、死生観など様々な事が影響しますので、ご自身のペースで焦らずに、ゆっくりと向き合われることが何よりも大切です。

以下のイラストは、ペットロスの反応が出てから回復までに心が辿るプロセスです。

このプロセスを知ることで、ご自身に起こる感情の揺れを理解することができます。そして、何よりも大切なことは、感情が一直線に回復へと向かうのではなく、前向きに考えられるようになったり、深く落ち込んだりと気持ちの上下を繰り返しながら回復へと進むことを知って頂くことが重要です。

petloss

≪ターミナル期≫
余命を宣告され、不安や恐怖、絶望、苛立ちがつのります。獣医師への期待と裏切られ感に苛まれることもあるでしょう。しかし、この時期は心が「別れの準備(覚悟)」をする為にとても大切な時期です。また、最愛の子と過ごせる最後の時です。あなたの想いを伝えてあげて下さい。たくさん体を撫ぜてあげて下さい。不安な時は、いつでもご連絡下さい。慈しんで最期の時を過ごせるように全力で支えさせて頂きます。

≪死≫
最期の瞬間は、様々な迎え方になります。希望していた最期とは違う形になることも多いです。火葬は焦らずに、ご自身が納得する見送り方を探して下さい。最愛の子の死を目の当たりにすると、心は混乱し「どんな見送り方をしたいのか」冷静に考えられない場合があります。そんな時は、ご相談下さい。心を込めてお別れできる方法を一緒に見つけましょう。

≪衝撃期≫
死の直後は心身の正常な働き(防衛反応)により、一時的に感覚が麻痺します。時に、悲しみも感じず、涙も出なくなります。そして、その後にパニックや”死にたい”との希死念慮、号泣、苦悶、不眠、摂食障害など心身に様々な反応が表れます。

≪悲痛期≫
徐々に悲しみが深くなり、抑うつ、絶望、後悔、罪悪感、怒り、憎しみの感情が現れます。全ては愛する想いが大きい為に抱く感情です。ただ、悲しみが強く、愛であることに気付けないことが多いです。

ご自身を責め、周囲を責める、非常に苦しい時期です。また、他者に理解してもらえない苦しみも出てくるでしょう。ご家族間の悲しみの温度差に傷つくこともある時期です。

苦しみはお1人で抱えていても軽くなりません。また、この悲痛期に悲しみを心に抑え込むことで、重たいペットロスになる可能性もあります。苦しい時は専門家を頼って下さいね。

≪回復期≫
楽しかったことを思い出し、現実を受け入れることができはじめます。しかし、その反面、「元気になる事は亡きペットへの裏切り」との罪悪感に苛まれることもあります。
衝撃期から回復期を繰り返しながら、心が徐々に亡き子と共に歩むことができるようになります。

≪再生期≫
亡きペットが残してくれた幸せに気づく事ができるようになります。そして、感謝と共に喪失体験を肯定的に振返ることが出来るようになります。

※ペットロスを克服した後でも、命日などに再び気持ちが落ち込む時があります。記念日や命日にペットロスの反応があらわれることを命日反応(アニバーサリー反応)と言います。

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