ペットロス相談「次の子を迎える」ことへの価値観が夫婦間で違い喧嘩が絶えない

ペットロスカウンセラーの川崎恵です。
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ペットロス相談の中では「次の子を迎えること」へのご相談も非常に多いです。

今日は「次の子を迎える」ことに対して、女性が抱える「母としての苦悩」についてお話ししましょう。

まずは、先日いただいたご相談をご了解を得て、シェアさせて頂きます。

『私たち夫婦には子供がいません。
先日、旅立った愛犬さくらが私たちの最愛の娘でした。

さくらは、10歳になった頃から内臓を悪くし、介護生活が始まりました。私たちは「できることは全て行おう!」と決め、全てをさくら中心にして生活を送っていました。

3年間の介護生活ののち、さくらは旅立ちました。最後は過酷な生活になりましたから、疲れを感じる日々も確かにありました。でも、不思議と充実感と愛と癒しの中にいたように感じます。今だからかもしれませんが、優しい時間の中にいたと思えています。

あの子が旅立ち半年が経ちました。
さくらが亡くなった当初の夫の悲しみかたは「男の人がこれほどまでに泣くのか?」と思うほどに泣いていました。

ただ、四十九日がすぎた頃から「次の子を迎えたい」と言い始め、百箇日をすぎた頃には我慢ができないかのように「いつ迎える?いつ迎える?」と私を急かすようになりました。

でも、私は正直、迎えたくありません。さくらだけを想って生きていきたいと願っています。

夫は「次の子を迎えた方がさくらだって安心して成仏できる」と言いますが、私は、さくらを我が子として愛していました。もちろん、夫もそうであるとは思いますが、私は「前の子が死んでしまったから、次の子を···」との心境には到底なれません。

先生、私はおかしいですか?
さくらがいなくなり、
夫婦関係がおかしくなり、喧嘩が絶えなくなりました。辛いです』

さくらちゃんママ、先日はお電話を有難うございました。
そして、ご相談内容をシェアさせて下さり、心より感謝申し上げます。

次の子を迎えることに対して、ご夫婦間、家族間であっても意見が分かれることは非常に多いです。

特に、女性には母性がありますから、亡き子に対しては母親になります。ペット達は姿こそ動物ですが、女性にとっては「何としても守りたい我が子」になるのです。

男性には理解しがたいかもしれませんが、女性はペット達をただ「愛している」のではなく、母として「愛している」のです。

そして、彼らが旅立った時は、単にペットを失ったのではなく、我が子を失った苦しみを体験しているのです。

我が子を失うとは、我が身をもがれる程に苦しいことでしょう。その辛さを周囲の方にはご理解頂きたいと思うのです。

家族間で「次の子を迎える」相談するときは、妻は「我が子を亡くしたんだ」という視点で相談に乗ってあげてください。

ご主人様もご家族も辛いと思いますが、お母さんは、お母さんとしての悲しみを背負います。後悔、罪悪感、自分自身への嫌悪感というのは、想像以上のものです。その重みをどうか分かってあげて頂きたいと思います。

そして、さくらちゃんママにもくどい程にお伝えしましたが、ママは我が子を亡くして、心を痛めているのです。だから、「次の子を迎える」ことに対して焦る必要はないのですよ。

ママが「今は迎えたくない」と思っているのならば、その素直な思いを伝えることが大切です。

我が子を失うとは、そういうものですものね。

「今は迎えたくない!あの子のことだけを考えて生きていきたい!」と思うママは、全然間違っていませんよ。

焦らなくて良いのです。
さくらちゃんへの想いを大切にしましょう。
今のママには何よりもそこが大切ですものね。

さくらちゃんへの想いを大切にするからこそ、いつの日か「そろそろ次の子を迎えようかな」と思える日がくるかもしれません。

その日までは焦らなくて良いのですよ。
大丈夫。
今のままで大丈夫ですよ。

ペットロスカウンセラー川崎恵

《8月の分かち合い会のご案内 残席2名様》

日時
8月29日(水)11:30~13:30

会場
東京駅 徒歩1分
新丸ビル 4階
『アフタヌーンティー・ティールーム』

会費
5,000円

申込方法
下記のアドレスにお名前・ご連絡先・参加人数をお知らせください。こちらから詳細をご連絡させて頂きます。
https://www.cher-ange.com/contact

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