ペットの死・後悔と罪悪感「自分が許せない」と思われている方へ

ペットロスカウンセラーの川崎恵です。

ペットロスカウンセリングを受けて下さったタカコさんから体験談をいただきました。シェアさせて頂きますね。
タカコさん2回目のセッション体験談
タカコさん3回目のセッション体験談

タカコさんは言われました。
「愛犬クッキーの介護は本当に大変で、私も正直疲れてしまって、あの子に“疲れたよ”と言ってしまうこともありました。でも、そんなことよりも私は、“クッキーが亡くなったら楽になるだろう・・・”と思ったのです。なんて酷い事を考えたのでしょう。クッキーは本当に良い子で、病気と一生懸命に闘っていたのに、その傍で私は“この子がいなくなったら楽になる”と思ったなんて・・・自分が許せないです」と。

実は、介護中に多くの方が思うのです。
辛い・・・と。
苦しい・・・と。
解放されたら楽になるだろう・・・と。
みなさん、そう思われるのです。

そして、最愛の子が旅立った後、ご自身が思ったことに対して罪悪感を抱かれるのです。

でも私、思うのですよ。
皆さん、勘違いをされているな・・・と。勘違いというより、“抱いていた想いをすり替えてしまっている”と表現した方が良いかもしれませんね。

皆さんは介護中、確かに「解放されたら楽になるだろう」と思われたのでしょう。でも、何から解放されたら楽になると思ったのでしょうね?私はそこが、とても大切だと思います。

ペットロスカウンセリングを受けて下さる方は、タカコさんはじめ、本当はもっと違うことから解放されたいと思っていたはずなのに「我が子から解放されることを望んだ」と勘違いしているのです。そして、「私は我が子の死を望んでしまった」と思い込まれている。

それは全然違いますよ。
なぜなら・・・お話を伺っている限り、皆さん、一生懸命に我が子を介護しているんです。1日でも長く生きて欲しくて、少しでも元気になって欲しくて、奇跡を起こして欲しくて、ご飯を作って、サプリを飲ませて、病院に行って、数時間おきにおトイレに連れて行って、眠たくても、疲れていても、それでも我が子のことを一心に思って介護してきたのです。

そうではないですか?
違いますか?

そんなあなたが最愛の子の死を望むはずないじゃないですか。そんなこと1ミリたりとも思っていなかったはずですよ。我が子が元気になってくれることを必死に願っていたはずです。

どうか聞いて下さい。
ペットロスとは、亡くなった時だけに起こるものではありません。余命を宣告されたり、命に危機が迫ったと感じた時からペットロスは起こるのです。

最愛の子が近い将来、自らの元を旅立つかもしれないと知らされた時の恐怖や絶望は、想像を絶するものです。

気を抜いたら、大切な命がスーッと手の平からこぼれ落ちてしまうようで一瞬たりとも目が離せない。“気がおかしくなる”と思う程の恐怖と絶望の中にいらっしゃったはずです。

それでも、我が子にその恐怖や不安を見せてはいけない!悟られてはいけない!と必死に頑張られて、笑顔を作ろうとされて・・・でも、体は疲れ果てていて・・・。心身共にもボロボロだったはずです。

皆さんが解放されたいと思ったもの。
それは、「最愛の子の死を前にした恐怖」ではないでしょうか?どうにも抑えられない恐怖から解放されたいと思ったのではないでしょうか?

もし、そうであるならば、その想いは自然なことではないですか?だって・・・誰だって、愛する者が亡くなる恐怖なんて感じたくないですものね。

でも、悲しみに覆われていると、全てが自分の落ち度から起こったことだと思ってしまいがちですね。

どうか、お1人で悩まないで下さいね。1人で悩んでいても、心がスッキリすることはありません。

苦しい時は、頼って下さいね。
ペットちゃんを亡くした悲しみはまだまだ周囲に理解されないことが多いものです。勇気を出して心療内科を受診してもお薬しか処方してもらえないケースも多々あります。ペットちゃんを亡くした悲しみは、その心をケアしなくては、回復へと向かいません。どうか、苦しい時はペットロスの専門家に相談して下さいね。

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改めてお返事致します。
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ペットロス・想いを分かち合うNikukyuカフェ
8月29日(火)
時間は11:30~13:30まで。
会場は東京駅より徒歩1分のカフェ。
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