Twitter質問箱「幼い子供のペットロスをどのように乗り越えさせたら良いか?」

ペットロスカウンセラーの川崎恵です。
(詳しいプロフィールはこちらです)

Twitter質問箱に以下のご質問を頂きました。

質問箱をご利用下さり、有難うございます。
幼い子供はどのようにしたらペットロスを乗り越えられるか」とのご質問ですが、大人であってもペットロスは乗り越えようとして乗り越えられるものではありません。

なので、「どのようにしたら乗り越えられるか」というよりは「幼い子供のペットロスをどのようにサポートしたら良いか」との視点でお話させて下さい。

ペットロス相談では、「幼少期のペット喪失体験での心の傷が、大人になって再び迎えたペットとの生活に大きく影響している」とお話下さる方が多いです。

そして、その方達は決まって「(幼い時だったので、断片的にしか覚えていないのですが…)ただ、あるシーんがとても印象に残っています」と言われます。

例えば、このようなシーンです。
・いつまで泣いているの!と怒られた
・男の子は泣かない!と言われた
・泣いたらペットが星になれない!と言われた
・両親が悲しんでいなかった
・すぐに新しいペットを与えられた
・誰もペットの話をしなくなった
・ある日、家にあった全てのペット用品が消えた

きっと、その方達のご両親も我が子がこれ以上悲しまないように、必死に対応されたのでしょう。でも、残念ながら、子供たちの心には大きな影を残しています。

幼い子供に「死」を理解させるのは、難しいことです。逆に必要以上に恐怖を与えてしまうこともあるので注意が必要です。

ただ、上記のように「ペットの死」を無きものとして扱うことは、幼い子供にとっても不自然なのです。ペットと子供との関係性は、相棒のような兄弟のような存在であることが多いです。だからこそ、その存在を亡くした時、悲しみを抑えさせたり、そもそも存在していなかったように扱うことは、大きな傷を残す可能性があるのです。

ペットの死は、子供にとって大切な教育の場となります。命の大切さを知る非常に貴重な機会となります。上手に伝えてあげることで、幼い心にもしっかりと響くものとなるでしょう。

無理に「死」という言葉は使わなくても良いと思います。「お星様になる」でも「お空にかえる」でも良いと思います。虹の橋の絵本を見せてあげるのも良いでしょう。

ただ、その際に、「ペットが神様からもらった命を一生懸命に生きた」ことを伝えてあげて下さい。「生きること、生ききること」が大切であることを伝えてあげて下さい。

息子さんにとって、亡くなったペットちゃんが相棒であるのならば、息子さんの様子を見ながら、ペットちゃんの話を日常生活の中で出して良いと思います。

そして、とても大切なことですが、息子さんが涙を流されることを抑えないで下さい。悲しいから涙を流す、それは自然なことです。柔らかい心を持っている証ですから、決して「もう泣かないの。○○ちゃんも困っちゃうよ」とは言わないであげて下さい。

また、ご相談者様ご自身も最愛のペットちゃんが旅立ち、悲しみも大きいことと存じます。ご相談者様の悲しみも隠すことなく、息子さんに伝えてあげて良いと思います。涙を見せてあげて下さい。

息子さんに「ママ、どうして泣いているの?」と聞かれたら、「○○ちゃんがお星さまになったから悲しいね。でも、神様からもらった命をしっかりと生きてくれたから、ほめてあげたいね」と伝えてあげて下さい。これで、ママも悲しいことと、生き切ったことが素晴らしいことと伝わると思います。

実際に息子さんとお会いしたこともなく、息子さんの性格も分からない中で、一般的なことしかお伝えできませんでした。

ペットの死は、子供にとって、最初の喪失体験となることが多いです。どうか丁寧に、気長に向き合ってあげて下さい。また息子さんの様子をお聞かせ下さいませ。

ペットロスカウンセラー川崎恵

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