保護犬ゆめと歩く道「家族に迎えたのに、なぜ保護犬って言うの?」

ペットロスカウンセラーの川崎恵です。
(詳しいプロフィールはこちらです)

今日はすごく個人的なお話です。
もし良かったらお付き合い下さい。

先日、ある方に「川崎さんのお家はどんな子がいるの?」と尋ねられました。

私は「元保護犬で結愛(ゆめ)という名前のダックスと暮らしています」と答えたのですが、その時、ちょっと間がありました。

・・・・。
・・・・。

不思議な間が空いたのち
その方がこんな風に言われました。

「でも、どうして里親をされている方は、自分の子を元保護犬と言うのかしら?ペットショップから迎えた犬を元ペットショップ犬と言わないでしょ?ブリーダーさんから迎えた犬を元ブリーダー犬とも言わない。それなのに、なぜレスキューされた子だけは元保護犬というのかしらね?」と。

確かに!
レスキューされた子を元保護犬、元保護猫と言う方は多い。私もそうです。

考えてみれば、共に生きることに責任を持って迎えた子を「保護犬、保護猫」と言うのは、不思議な表現なのかもしれませんね。

ただ、ここからは私個人の話なのですが、私は結愛のことを意識して、積極的に「保護犬」という言葉を使っています。

なぜなら···
保護犬、保護猫の存在を知って欲しいからです。

そして、人が動物を家族に迎えようとする時、その迎え先の選択肢のひとつに保護犬、保護猫を加えて頂けたら、苦しい想いをしている子が幸せを掴む機会も増えのではないかな?と思っているからです。

ペットロス相談では「次の子」の相談がとても多いです。保護犬、保護猫を迎えることを考えている方も非常に多いです。今までご相談くださった方にはレスキューされた子のこと、結愛のことを話をしてきました。

でも、これからは結愛のことを話していこうと思います。迎えて2年の月日が経ちましたが、一筋縄ではいかないことが沢山あります。

結愛にとって、私がママで良かったのだろうか?幸せなのだろうか?と思うことも多々あります。それでも、今、この子と向き合っていることに意味がある。

だからこそ、その部分をシェアしていきたいと思います。

結愛、普段こんな笑顔ではありません。

どちらかと言うと、いつもこんな感じです。
とっても怖がりさんです。
後ろに後ろに隠れてしまします。

だけど、一生懸命に毎日を過ごしています。

この子と私の歩む道が、誰かの勇気になったら嬉しいし、誰かの幸せに繋がったら嬉しいです。
ペットロスカウンセラー川崎恵